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ひるがの・明野高原では冬季1mを超える雪が積もります。
そういった地域の「永住しない、別荘」での最適な基礎の高さについてお話しします。
そうは言いますが、私たち現地の住民の家は都会と同じ家の基礎の高さなんです。
ではなぜ、別荘は基礎を高くした方がいいのか。
また、どれくらいの高さにした方がいいのか。それは、
・別荘は不在が多いので、雪が降るたびに除雪が出来ません。
・予算・デザインの問題で、ほとんどの別荘は、2階の天井高が低い家です。
・「屋根に積もっている雪」と「屋根から落ちた雪」が繋がると屋根が折れてしまう危険があります。
・冬別荘に来たら、家に入るのに結構な時間をかけて除雪が必要。これでは足が遠のきますよ。
これらのコトから、私は地面から1m程高くなっている基礎が理想だと思っています。
が、ここで問題があります。
「少し勾配があるかなー。でもほぼ平らかな-。」って思う土地。
私の経験上ですが、およそ60㎝の高低差があるんです。
うまく60㎝の高低差を削って平らに出来る土地であればいいのですが、
・建物の周囲5m四方を削ることができる。
・その範囲の木を全て切ってもよいと思える。
・道路と土地の関係
・隣地との関係
以上のことなどをクリアしないと平らに削ることはできません。
ということは、高さ1mの基礎の家を作ろうと思うと、
土地の高低差(60㎝)+ 地中の基礎(30㎝) + 基礎高1m
合計1m90㎝程の基礎高が必要になります。
そうなると、1階の高さが一番高い場所で1m60㎝になります。
道路や進入路の関係で建物への階段がこちらにしか付けられない場合
8段ほどの階段の上り下りが必要になることになるかもしれないですし、
建築費用もかなり違ってきます。
「基礎の高さはどうなるか」は購入前に必ずチェックしてもしいポイントです。